医療看護体制
NST(栄養サポートチーム)では、園生様の健康を維持増進できる食事の提供を行っています。 入園時に栄養スクリーニングで栄養状態の評価を行い、 栄養状態のリスクの判定をしています。リスクは3段階評価で高リスクは1カ月毎、 中リスクは3カ月毎、低リスクは半年毎にそれぞれ栄養管理計画書の作成を行っています。
栄養管理計画書には体重変動・BMI・血液検査結果・ 食事量と食事形態・食事摂取率・水分摂取量、それに基づいて栄養状態の評価と目標の設定を行い、 改善点を主治医と共にNST委員会のメンバーで検討しています。 また、毎月各病棟毎にケースカンファレンスをローテーションで実施しているので、 管理栄養士は園生様個々の生活状態の把握を行い、適正な食事の提供が出来るように努めています。
2005年6月にNST委員会を発足し、NST専任医師・看護師・指導員・検査技師・PT・OT・ST・管理栄養士の14名チームを組み、 毎月定期的にNST回診・勉強会・検討会を実施し、2007年4月より日本静脈経腸栄養学会より「NST稼働施設認定証」も取得し、 現在はその活動も園全体に定着しています。 園生様の平均年齢も開園40年を経過したため徐々に高齢化し、 筋力の低下と共に咀嚼嚥下能力の低下も顕著になってきました。 これからも個々の状態に適した食事量と食事形態の検討は最重要課題として取り組んで行く所存です。